農産物と農薬
私たちが生で食べて美味しい果物や野菜は病害虫もよく知っています。
無農薬で栽培すると、桃やりんごは壊滅的な被害を受け、キャベツやきゅうりも大きな被害を受けます。
また、夏場の葉もの野菜は無農薬では害虫によって穴だらけにされてしまいます。
発展途上国の中には農薬を十分に使用できない国があるため、現在でも世界の穀物生産は病害虫や雑草などによって大きな損失を被っています。世界中の慢性的な栄養不足人口を解消するには、この損失量の25分の1あれば足りると言われています。
このように農業生産には農薬は必要不可欠ですが、病害虫に害されやすい作物は生育期間中、農薬が何回も散布されますので、残留農薬が気になります。
そこで、これらの作物について農薬の残留状況を調べました。
これらの農産物について、数千から1万件が検査された結果、残留農薬の検出数はいちご、りんごが最も多く、次いで日本なし、きゅうりと続いています。
しかし、違反数(残留基準を超えている件数)はキャベツ、きゅうりがそれぞれ1と少なく、その割合はいずれも0.01%でした。その他の農産物は残留基準を超えていませんでした。
数多くの種類の農産物について、延べ約23万件が検査された結果では、残留農薬が検出された割合は0.62%であり、残留基準を超えた割合は上記と同様に0.01%でした。
残留基準を超えている農産物は回収、廃棄され、必要に応じて農薬の正しい使用法が指導されます。
厚生労働省は残留基準を超えた割合、農薬が検出された割合はいずれも極めて低く、現状で安全上問題はないと報告しています。\(^o^)/
参考:1.(社)日本食品衛生協会編:平成16年度版「食品中の残留農薬」
2.鈴木啓介著〈安全食品 農薬を知ろう!〉p.147;154 文芸社
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コメント
トラックバックありがとうございました。
中国産輸入農産物の残留農薬問題が国内でも大きな関心を呼びましたが、同じく中国から輸入している香港では、もっと深刻な状況です。香港では、ほぼ全量が輸入に頼っており、地産地消と言っていられない地域では、日本からの輸入農産物にも大きな関心が寄せられ、日本からの輸出が増加しています。
これからもアジア市場でも農薬問題は、各地でますます議論されると思います。
投稿: ニッポンを売る! | 2005/09/16 21:15
こんにちは、トラックバックありがとうございました。私は今、仕事がら、畜産飼料における遺伝子組み換え作物の問題を追っかけているのですが、ご存知のように抗生物質や成長ホルモン、そして畜産物の病気の問題も、日本ではほとんど取り上げられることがありません。畜産関係でもご存知のことがあれば色々、お教え下さい。よろしくお願いいたします。
投稿: スピリッツ | 2005/09/06 10:05
こんにちわ。無農薬野菜の会を運営しています。家では、無農薬野菜の生産者から直接共同購入としてグループでいただいています。セットでいくらという形です。時期により野菜の種類も量も数も変動します。でも、それが自然、という認識です。健康のため、化学物質はなるべく少ない方がいいと思っています。現在市販されている農薬は、急性毒性はほとんど無いかわずかしか認められないものが、認可されていますが、慢性毒性や複合的な影響については、よく判っていないものも多いのです(実験されていません)。あるいは、環境ホルモンのように、極微量で次の世代に影響するものについては、結果はそろそろもしくはこれから出てくると思います。
使う側の方が何倍もありますが、食べる方も、リスクは少なくした方が・・・と思います。
投稿: ミルクティー | 2005/08/27 02:29
はじめまして、イチジクさんです。農薬については、農家からみても色々な矛盾点がありますよ、例えば同じ害虫の農薬でも、劇物は登録があっても普通物は駄目とか、首をかしげたくなる事がありますよ。登録の農薬は農薬代は高くても効かないのばかりです。農薬は頭の痛い問題です。しかし家の祖父の様に60年以上も農薬を浴びていても盲腸以外病気ひとつしない人もいるのも事実です。笑い話で、近所のじいさんが、殺菌剤を浴びたら風邪治ったと自慢してました!安全とは言いませんが、そんなに神経質になる必要もないのでは?
投稿: イチジクさん | 2005/07/20 23:32
はじめまして!トラックバックしていただいた「ほのぼの沖縄生活記録」の菜園てぃすとです。いや~、このページを見させていただいて、真剣に考えさせられました。うちの実家は農家なんですが、やはりコストや人件費(労量
力)削減ということでどうしても農薬の最低限の使用は現状では避けられないようですね。健康、無農薬ブームに乗って僕のとこでも普段の何分の一かの農薬でためしにサトイモを育てたりしていましたが、農薬をいつもどおり散布している他の農家の畑からも害虫が寄ってくるようになったりで、サトイモ畑は巨大なイモムシ牧場と化してしまっていました・・・。やはり、農薬不使用を一般化するには、大変な量の労働力と、それに伴う農家が負担しきれないコストを国が全面的に負担するシステムでもできないことには、食べていくのに必至な農家の方々を農薬から切り離すのは不可能だと思われます。
投稿: 菜園てぃすと | 2005/07/19 23:24
コメントありがとうございます。
私は毎年、季節の変わり目が酷いアレルギー
が出てきます。
特に、目が痒くなり、ついつい掻いてしまい、酷い時は目が腫れあがったりと大変な思いを
します。
食事にも気をつけていますが、出る時は出て
しまうので、辛いです。
投稿: ハイジ | 2005/07/19 12:19
こんばんは。
初めまして、浜辺の月といいます。
わたしのブログにトラックバックして頂いてありがとうございます。
うーーーん、農薬もある程度必要ということですか?
世界中の慢性的な栄養不足人口を改善するには、野菜などの病害虫の総損失量の1/25補われると、改善するんですか??
特にそういう地区にはでは、農薬は必要ということですね。
うーーん、考えさせられました。
ありがとうございました。
投稿: 浜辺の月 | 2005/07/18 00:44
表題が目に付いてお邪魔しました。食材の悪化には関心あります。情報を有難う御座います。農薬の心配もありますが、食材そのものの品質低下も心配です。お互い健康には注意して頑張りましょうね。お邪魔いたしました。
投稿: 5151 | 2005/07/17 11:24